英語の本を読んでいたら、急に ‘Tsunami’ という単語が出てきてびっくりしたよ。
経済やファイナンスの用語として、使われることがある。
「津波」は経済・ファイナンスの用語として英語で使われている。
英語で「津波」にはどんな意味がある?具体例を3つ紹介
金融危機
世界的な金融危機や、特定の国の経済危機を「金融津波」と表現することがあります。
金融危機が「金融津波」と表現されるのは、その規模の大きさ、広範囲への影響、そして突然の発生という点で、自然災害である津波に例えられるからです。
特徴は以下の通り。
- 連鎖反応: 一つの金融機関の破綻が、他の金融機関に伝染し、最終的には世界経済全体に影響を与えるような連鎖反応を引き起こす可能性があります。
- 信頼の崩壊: 投資家や消費者間の信頼が失われ、経済活動が停滞する可能性があります。
- 長期化: 一旦発生すると、経済回復に長い時間がかかることがあります。
2008年のリーマン・ショックは、まさに「金融津波」と言えるでしょう。
一つの投資銀行の破綻が、世界的な金融危機を引き起こし、各国経済に深刻な影響を与えました。
表記の例として、以下の記事を貼っておく。
Bond markets face struggle to surf ‘Treasury tsunami‘ (by Reuters)
市場の急落
株価や為替レートの急激な下落を「売りの津波」などと表現する場合もあります。
市場の急落が「売りの津波」と表現されるのは、ある特定の出来事をきっかけに、多数の投資家が同時に売りに傾き、市場価格が急激に下落する様子を、津波が押し寄せる様子に例えているからです。
特徴は以下の通り。
- パニック売: 投資家心理が不安定になり、根拠のない恐怖から売りが殺到する現象です。
- 連鎖反応: 一人の投資家の売りが、他の投資家に波及し、売りが売りを呼ぶ状態になります。
- 市場の流動性低下: 多くの投資家が同時に売りに傾くため、市場の流動性が低下し、価格が大きく変動する可能性があります。
新型コロナウイルスのパンデミック発生初期における、世界的な株価大暴落は、「売りの津波」の一例と言えるでしょう。
規制の強化
新たな規制が導入され、業界に大きな影響を与えるような状況を「規制の津波」と表現することもあります。
規制強化が「規制の津波」と表現されるのは、新たな規制が企業や業界に一気に押し寄せ、その活動に大きな制約を与える様子を、津波が押し寄せる様子に例えているからです。
特徴は以下の通り。
- 予想外の変化: 新たな規制が導入されることで、企業は既存のビジネスモデルを大きく見直す必要に迫られることがあります。
- コスト増: 規制遵守のために、企業は多額の費用を負担しなければならない場合があります。
- 競争環境の変化: 規制強化によって、業界の競争環境が大きく変化し、一部の企業が市場から退出する可能性もあります。
金融危機後の金融規制強化は、「規制の津波」の一例と言えるでしょう。
各国政府は、金融システムの安定化を図るため、金融機関に対して厳しい規制を導入しました。
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【まとめ】英語で ‘Tsunami’ は経済・ファイナンスの分野で用いられていた!
ファイナンスにおける「Tsunami」は、単なる比喩ではなく、金融市場のダイナミズムやリスクを象徴する言葉として、世界中で広く使われています。
日本人が普段使っている「津波」という言葉とは、その意味合いが大きく異なる点に注意が必要です。
母国語が英語の中に出てきて少しモヤモヤした気持ちになったのは初めてかもしれません。
それではまた。
おやすみなさい
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